2025.08.01
採用情報

次の時代を作る3人鼎談 次の30年のために、 ただいま「変身」工事中です。

藤本病院の3人鼎談

藤本病院 看護部 看護部長 平岡 佳世  診療技術部 副部長 杉本 泰彦  事務部 副部長 町田 恒一

2025年8月、藤本病院グループは創設70周年を迎えます。その中核施設である藤本病院では、さらに次の30年のために、「変身」工事中です。それを牽引する看護部長、診療技術部副部長、事務部副部長の3人に、病院にある風土や特徴、リーダーとして心がけていること、そして「ありがとう おかげさま 嬉しい縁を 医療でつなぐ」という理念について、それぞれの思いを話し合ってもらいました。

【取材・文責/医療法人一祐会 法人広報企画部】

◎藤本病院の風土にある精神

平岡 藤本病院の職員には、「お互い様の精神」があるように思います。入職当時から今に至るまで変わりません。子育て世代の職員がいたら、カバーすることは当たり前だと周囲の職員は思っています。アクシデントが起きたときも、誰が指示をしたわけでもなく、周囲が自然に助けている。そんな風土があると思います。

杉本 ただ、私たちが入職してから20年以上が経過し、300人を超えるスタッフを擁する大きな組織になっており、若い世代の意識は変わっているところもあると思います。「お互い様の精神」を次の30年に結びつけていく必要があります。

町田 当院は中小病院なので、助け合って成り立つ組織であり、「お互い様の精神」が根付いたのではないかと思います。もうひとつ職員が当院を紹介するとき、よく使うキーワードは「アットホームな病院」と言いますね。

藤本病院の風土について語る3人

◎よくしゃべる病院

平岡 アットホームと言えば、理事長(外科医師)や病院長(産婦人科医師)が、役職者に限らず、職員と気軽に話をしていますね。「理事長や病院長は雲の上の人」などと、大きな病院の方から聞くことがありますが、うちには雲はありません。

杉本 研修でワークショップなどを行うと、同じテーブルについた人同士が、よくしゃべっています。ホントにしゃべっている。

町田 コミュニケーションがとりやすい空気感があるように思います。

職員のコミュニケーション

◎採用後の教育体制は?

平岡 看護部ではキャリア採用で入職された方を対象としたプログラムを設定しています。入職後、まずは「看護技術チェック表」に記入いただき、教育担当者を中心にベテランスタッフが、その方の未経験の部分を中心に指導しています。また、先輩が新人を1対1で指導するプリセプター制度を採用しています。

杉本 リハビリテーション科もプリセプター制度を採用しています。キャリア採用の方の場合、その方より経験年数が上の職員を先輩職員として配置。新卒採用の場合、年齢が近い入職2~3年目の職員が仕事のなかで指導しています。

藤本病院の教育体制

◎教育のフジモト

杉本 理事長は、職員はプロフェッショナルであるべき、と、事あるごとに話してきました。学会参加や各種研修プログラムへの参加について、きちんと理屈が立てば、費用を全額、法人負担にしています。

平岡 日本看護協会の認定看護師資格の取得をする場合、指定の教育機関で6ヵ月間受講しなければなりませんが、当院ではその6ヵ月間を勤務扱いとし、基本給を支給するとともに、受講料の全額を負担する制度があります。

町田 臨床系だけでなく、事務系職員の学会参加もバックアップしています。2024年9月の全日本病院学会 in 京都では、事務職員5人がポスター発表、一般口演を行いました。私が担当する地域連携・退院支援課からは主任がKintoneを使った業務管理データベース構築の発表をしました。

藤本病院の研修と教育

◎リーダーとしてあなたが意識していることは?

杉本 最近私は、マーケターであり実業家の森岡毅さんの本をよく読みます。彼が言う「人の強みを生かす」マネジメントに共感しています。人生のなかで働いている時間のウエイトは大きく、部下の皆さんが仕事のなかで自己実現できるように背中を押していきたいと思っています。

町田 私は「管理する」という発想ではなく、メンバーが自発的に動き始めることに期待しています。仕事にはトップダウンの案件もありますが、できるだけメンバーが伸び伸びと仕事に取り組むように仕掛けたいと思っています。

平岡 話しやすくコミュニケーションが取りやすい存在、上司として信頼される存在でありたいと思っています。

藤本病院のリーダーが語る仕事への考え方

◎「縁」を大切にする

平岡 一祐会の基本理念は「ありがとう おかげさま 嬉しい縁を 医療でつなぐ」というものですが、藤本病院は産婦人科を祖業としているためか、患者さん、ご家族、地域の皆さんとの縁が深いと感じます。地域と共に歩んできた病院だと思う機会がたびたびあります。

町田 私は理学療法士から地域連携の仕事に転じました。長く通院されている患者さんのなかには、地域連携課に転じてからも、お便りをいただいたり、声をかけていただいたりしています。患者さんと縁が途切れない病院です。

杉本 年賀状や暑中見舞を欠かさず頂戴する患者さんがいます。「縁」という言葉を聞くと、単に職員同士の関係ではなく、患者さんやご家族、開業医の先生方、介護分野の方、広く地域の皆さんとの関係にも当てはまるように思います。

藤本病院が大切にする縁

◎2024年度は変革スタートの年

平岡 藤本病院にとって、新型コロナは大きな逆風でした。救急車や入院患者さんの受け入れを止めた時期もありました。そして、病院の機能を維持することのみに専念するばかりに、新しいことに取り組むことができませんでした。

杉本 2023年から2024年にかけて、いろいろなことを復活させてきました。久々に「職員忘年会」が復活しました。地域の開業医の先生方と交流を深める「地域連携の会」、近隣の消防局に勤める救急救命士を対象とした「症例検討会」も再開しました。

町田 寝屋川市は超高齢社会であり、業界の変化を感じます。コロナ禍が落ちついてから、高齢者施設の新規開業が続いています。新規に開業する診療所も増えています。つまり、地域連携の対象先は増えています。患者さんやご家族に選ばれるだけでなく、高齢者施設や診療所から選ばれる病院にならねばなりません。

藤本病院の変革に向けた取り組み

◎いろいろと「変身」工事中

平岡 2025年は、電子カルテの更新を行います。更新に合わせて、仕事の改善をさらに進めて、働きやすい職場づくりをしていこうと思っています。また、患者さんの外来受診が便利になるよう、電子カルテに連動するスマホ用アプリを導入し「診察券の電子化」「再診受付の自動化」「外来での診察の順番をスマホで案内する」「クレジットカードを登録している方は会計窓口に並ばなくても済む」といったサービスの導入を予定しています。

杉本 長年の課題であった病院本館水回りの改修工事も実施されますね。患者さんの療養環境の向上を進めていきます。藤本病院は寝屋川の民間では初の病院として開院して以来、64周年を迎えました。長い業歴がある分、うっかりすると「古い」というイメージを持たれがちですが、いまは変革期にあり、チャレンジするタイミングになっています。

町田 事務系は大卒新卒の総合職採用をはじめました。医業経営は企業のような「事業経営」と合わせて、医療制度や診療報酬など「制度経営」の側面があり、実務を通して経営を学びたい人にとっては、恰好の職場だと思います。変化を作り出したい人や、変化を楽しめる人と一緒に仕事ができたら嬉しいですね。

藤本病院の今後の取り組み